~~~~~~~~次回出演~~~~~~~~

9月13日㈮「神楽坂のソウルフルナイト」<オ・シャンゼリゼ>(神楽坂)
歌:ほさか夏子
演奏<La Maladie D'Amour>pf.Frédéric VIENNOT gt.白𡈽庸介 bs.立原智之


詳しくはこちらからどうぞ⇒ ほさか夏子のスケジュール

 「ぶらいかん」のママへの手紙

銀座一丁目に「ぶらいかん」というバーボンの店があった。
アルバイトもさせてもらった。
とても世話になった。
ママが佐賀に帰ってもう何年になるだろう。
手紙を頂いた。
その返事を書いて、さっき投函した。

お手紙ありがとうございました。
スニーカーを履いて颯爽と歩いている信子さん。私の頭の中では今でもずっとそうなのに、いつの間にか細胞が壊死して二十日間も入院していたなんて。

私も還暦になり、体のあちこちが老化を訴えはじめてきました。義母は身体の老化に精神がついていけず、毎日繰り言です。思っていたことと違う。歳をとるって、こんなにつらいことだったんだと知りました。うっそ〜、早く言ってよ〜、「美魔女」だの「いつまでも元気で」だの「終生現役」だの言ってんじゃねぇよ〜、老いることは「闘い」なのだと、ちゃんと言えよ〜!って感じです。

母がデイサービスに通っていた頃、クリスマスでサンタの恰好をした可愛い写真を撮ってもらったことがありました。表情がとっても良かったので、「あら可愛い、これ遺影にできるじゃん!」と冗談を言ったことがありました。すると急に表情はこわばり、「なんて事言うんだ、こんなに一生懸命生きているのがわからんのか!」と身体を震わせて言いました。このくらいの冗談は母なら解ってくれると思っていた私は、正直とても驚きました。ボケているとは言え、いつも冗談を言い理解してくれている母が、怒ったのです。それは「これくらいの冗談」ではなかったのです。その時は「あら、本気になっちゃった」位にしか思っていなかったのですが、その心がようやくわかり始めてきました。老いることは闘うことだったとは、なんてことだ!

私もあと何年歌えるか。できるだけ多くの人に聴いて頂きたいと強く思うようになりました。「ギャラも交通費もいらない、ミュージシャンの礼も自分で払うから、歌える場を下さい」と知人にお願いし始めました。「闘い」もだけれど、「感謝」も込めて。もちろん「なにが感謝だ、迷惑なだけじゃないか」と思われるだけだと思いますが。あはは。