~~~~~~~~次回出演~~~~~~~~

9月13日㈮「神楽坂のソウルフルナイト」<オ・シャンゼリゼ>(神楽坂)
歌:ほさか夏子
演奏<La Maladie D'Amour>pf.Frédéric VIENNOT gt.白𡈽庸介 bs.立原智之


詳しくはこちらからどうぞ⇒ ほさか夏子のスケジュール

 スモークソルト

鵜の木で新しいDVDの試聴・鑑賞会があった。12月のライブで撮ったものである。映像も凝ってくれてね、大森宏樹さんのセンスはいいよ〜。音楽が好きなのがよ〜く解る。みんなカッコよく映して下さった。途中で奥野秀樹さんが私にヘッドホンを付けてくださった。ぎょえぇ、この音はな、なんだ。すごい厚みだ。大編成とも思えるこの音の空間。すごい、赤川新一さんはすごい。みなさんのおかげで、とてもライブ会場の映像とは思えないクオリティのDVDが仕上がった。本当にありがとうございました!!! あとは原惇子さんのデザインを待って入稿、プレス。4月1日に間に合わせようと皆さん頑張って下さっている。ありがたい、本当に頭が下がる。みなさん、どうぞ期待していて下さいね。

試聴会が20:30からだったので、反省会の時間はなく、そのまま電車に。う〜む、の、飲みてぇ。いい気分だから、なおさら飲みてぇ。鵜の木から電話してしまった。「今鵜の木なんだけど、今から行ってもいい?」 東中野の店、「スモークソルト」である。

東中野は私にとって想い出深い街なのだ。母が田舎を売り払って上京し、私と一緒に初めて住んだ街。Aちゃんという女子高の同級生が転がり込み、母のタンス預金を何回にもわたって使い込まれた。その子は留年していて私より年上だったんだけどね。母は「使ったか」と私に聞き、私の否定の言葉を聞くと、私にはそれっきりだった。Aちゃんはほどなく去っていったので、きっと母が諭したのだろう。やっぱりかっこいい母。隣のビルの一階ではバイトをしたっけ。「ジュアン」と言った。そのうち、そこのマスターから頼まれ、「雇われママ」もした。まだ高校生であるにも関わらず。売上は倍増した。こんな私でも、若きゃあ何とかなったってわけさ。初めて「銀巴里」に連れて行ってくれたのも、そこのマスターだった。高級店と勘違いして、私としてはめいっぱいオシャレをして行ったっけ。古賀力さんだった、その時出演していたのは。カルチャーショックだったなぁ、こんな歌があるんだって。しばらく私を左右する男と出会ったのも、その店だったっけ。まあ、いろいろとあった街ってわけだ。

神楽坂の仕事の帰りだったか。反省会をすると終電ぎりぎりになる。電車に乗ると、中央線は各駅停車になる。その日、「ひがしなかの〜」という車掌の声がなぜか響いてきた。無性に降りたくなった。降りてしまえばもう電車はないことは承知で、降りた。そして昔住んでいた通りを歩いて行った。街はそれほど変わってはいなかった。もちろん店はほとんどが代わってはいるが。あった、昔住んでいたビル。その隣の「ジュアン」は店の名残を残したまま不動産屋になっていた。その路地をちょいと曲がった所、ああ、店の名前が「スモークソルト」と代わってはいるが、ここもよく通った店だ。ちょいと中を覗く。よしここで飲んでいこうと決定。でももう少し街の様子を見たい。後でまた来ますとドアを閉める。あの、朝までご夫婦でやっていた店はどうなったんだろう。仕事がはねるとそこでよく食事をしたものだった。さすがにもうなかった。さあ、戻って飲むか。

スモークソルトとの出会いはそこからである。れっきとした「BAR」である。いつも「剛ちゃん」と「さっちゃん」がいて、美味しい酒を出してくれる。客も旨い酒を、そして葉巻を、ゆっくりと味わい楽しむ店。今日は、女性客と男性客が二人、静かに酒を味わっていた。女性はシガリロを、男性は葉巻を吸っている。紙巻タバコなんて申し訳ないが、私も吸う。今日は剛ちゃんはお休み。さっちゃんに「ロングドリンクのさっぱり系」をお願いする。ジンリッキーを作ってくれた。旨いねぇ。それにこのグラスの薄さが、また締まった味わいを増してくれる。強引に常連客に話かけ、彼らもそれに応えてくれる。また頼む、「今度はちょっとゆったりと飲めるやつ、ロングドリンクで」。出てきたのは、カルヴァドスの炭酸割り。うまい。これを3杯ほどお代わりしたか。

もうちょっと近いといいんだけどな、家に、あはは。でもね、ありそうでなかなかないです、こういう店。