~~~~~~~~次回出演~~~~~~~~

9月13日㈮「神楽坂のソウルフルナイト」<オ・シャンゼリゼ>(神楽坂)
歌:ほさか夏子
演奏<La Maladie D'Amour>pf.Frédéric VIENNOT gt.白𡈽庸介 bs.立原智之


詳しくはこちらからどうぞ⇒ ほさか夏子のスケジュール

 匂い・臭い

6月3日の記事の写真、その井戸の右側の風景を載せようとしたのだが、実際撮って書き始めてみたのだが、あまりに生活感というか生活臭が漂ってくるのでそれはやめた(笑)。愛子さんの庭の花、「下野(しもつけ)」を。

井戸の右側には物干し場がある。古い木造家屋(4部屋)を学生に貸していて、彼らの洗濯物が年がら年中そこに干されている。着る時に取り込むのだろう、乾いたからといって取り込む様子はなく、長い間干されたままになっている物もある。年に2度程、一斉に取り込み「必要な物は自分の部屋へ持って行け、あとは捨てるぞ」と脅かして整理をしているのだが。

で、だ。毎日花の水やりとか金魚の水替えとかでそこの水場を利用している私だが、そこに行くと「臭う」のである。洗濯ものからプ〜ンと男の匂いがするのである。今や洗剤は進化して「消臭」をうたった物が多くだされ、彼らも使ってはいるのだが、若い男たちの新陳代謝には追い付かないと言ったところか。

実は近頃、夫の臭いが気になり出していた。枕とか布団カバーとか。気になり出すと、タオルやらなにやら一緒に洗濯している全てに移っているような気がしてならない。洗濯モードを長くし、酸素系漂白剤も入れているのだが、とれない。あ〜あ、とうとう加齢臭というやつがやって来たのかと思っていたら、なんとある時私も似たような臭いがするのに気が付いた。え〜っ、うっそ〜、ぞぉ〜。

で、さ。匂いって毎日嗅いでいるのに不思議なものだ、今まで気づかなかったのに、ある時ふと、その臭いは井戸の周りの洗濯物と同じだということに気付いた。なんだ、そっか〜、加齢臭ではなく「人間の匂い」だったんだ〜。

人間の鼻なんていい加減なものだ。いい匂いか不快な臭いかなんて、気分次第で変わってくる。その時の感情や過去の記憶でいくらでも変わってくる。そうだよな、ご飯の炊ける匂いなんて私達日本人にはとってもいい匂いなのに、米文化ではない国の人々にはクサイと感じるられるそうだもの。なんでも「臭気判定師」という人たちは、成分を判定しているうちにすでにそういう所から脱しているらしく、香りを快・不快でとらえないと聞いた。煙草の匂いだって、近年煙害がしつこく報道され定着しているから、皆まるで病気のように煙に対して騒ぎ立てるもんだから、いつのまにか「臭い」になってしまった。「お父さんの匂い」とか「あの人の香り」なんてもう誰も思わないんじゃないか。煙草の匂いで過去の情事を思い出す歌なんて、もう抹殺されるだろうな。匂いは個人的なものだけでなく、社会によっても左右されるってことなんだな。

ま、夫の臭いが気になり出したってことは、長年連れ添ってきてそろそろ「鼻についてきた」ってことか、あっはっは。