イッパチはいつでもモギモギできる。
手で摑まれるのをそう嫌がらないので、
食事のときや出かけるときなど、
止まっている場所から
いつでもモギって籠に入れることができる。
また少し眠いときなどは、手の中でコリコリさせる。
生え始めの羽を指でコリコリし、薄皮を取ってあげるのだ。
時折まだ皮膚が被っている箇所にぶつかると
「ギィッ」といって叱られるが、また目をつむってしまう。
仰向けにしたり横向きにしたりしながら
首から上のあたりををせっせと羽繕いしてやるのだが、
とっても気持ちよさそうに全身を人間に託してしまう。
イッパチも何代目かなのだが、こんなヤツは初めてだ。