~~~~~~~~次回出演~~~~~~~~

9月13日㈮「神楽坂のソウルフルナイト」<オ・シャンゼリゼ>(神楽坂)
歌:ほさか夏子
演奏<La Maladie D'Amour>pf.Frédéric VIENNOT gt.白𡈽庸介 bs.立原智之


詳しくはこちらからどうぞ⇒ ほさか夏子のスケジュール

高野さんとイッパチ

外に出ようとすると、どうしてわかってしまうのだろう、
イッパチが後を追って飛んで来る。
ダメよと止まり木に移してサッと離れようとしても無駄、
飛行速度にはかなわず、簡単にまた肩に止まられてしまう。
そこで高野さんの鏡にここへ移ってもらうことにした。
「ハイ、高野さんとお話ししててね」
そう言って肩からこの鏡の前に移すと、おとなしく居てくれるのだ。
そうして私は、教訓から出た知恵で付けたカーテンをくぐり、
ドアから外に出られるというわけだ。


昨年、高野圭吾さんの追悼展でこの鏡と小物入れを頂いた。
ほんとうは絵を買った人へのオマケのひとつだったのだが・・・。
地塗りはさほどしなかったとみえ少しムラがあるが、
太陽と月が丁寧に描かれている。歯を持った月もいるんだな。
細かく見ると、時間と根気がいっただろうことがよくわかる。
こうして身の回りの物を、次々とお気に入りの特製の宝に変えてしまう人だった。
鏡面の回りを細く金で縁取りしてあるのだが、
イッパチのおかげで少し剥げてしまった、ごめんなさい。
小物入れの下には引き出しがついていて、お出かけ用小物を預かってもらっている。
ピアノの豊島裕子さんがこの鏡を欲しかったそうなのだが、
小物入れと対だったので置き場所を考えあきらめたそうだ。
裕子ちゃん、ウチに来ているからね。


どうしてなんだろう、イッパチはここが大好きだ。
他の鏡ではだめなんだな、すぐ飛んできてしまう。
ほんとうに高野さんが、イッパチと遊んでくれているのかも知れないな。