~~~~~~~~次回出演~~~~~~~~

9月13日㈮「神楽坂のソウルフルナイト」<オ・シャンゼリゼ>(神楽坂)
歌:ほさか夏子
演奏<La Maladie D'Amour>pf.Frédéric VIENNOT gt.白𡈽庸介 bs.立原智之


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 臓器移植とクローンの話

もうずいぶん前から、臓器移植に関しては当たり前のように報道されているし、ドナーカードを携帯しようという運動も盛んだ。死んでしまったのだから、もちろん私も肉体などどうされようといい。誰かの役に立つのなら、そんな嬉しいことはない。けれど、臓器移植が「いいこと」「当たり前のこと」になる前に、もっと倫理を追求して欲しい、大騒ぎしてほしい。けれど、たぶん皆心のどこかでそう思いながら、声にできないのではないだろうか。私だって、愛する人が臓器移植で助かるのなら、その場面にいたら、藁にもすがる思いで頼んでしまうだろう。だから、じっと見守るより術がないと、押し黙ってしまう。
その臓器をクローンからとなると、もはや黙っていてはいけないのではないかという気になってくる。臓器ともなると、しかも心臓周辺ともなると、ほぼ完全な生体を作らなければならない。そこから臓器を取るのは、もはや完全なる殺人ではないのか。
人間の個を尊重するのは素晴らしいことだ。また個を存えさせるべく、あらゆる努力をするべきでもある。しかしこのまま医療が異進化すれば、同じ遺伝子の個が永遠に行き続ける可能性だってあり得る。種はさまざまな個を試すことによって守られてきた。それは地球という生態系の中で取捨選別*1されてきた。この膨大なる関わりをすべて人類が操作できるのなら話は別だが、そうでない限りこれはまさしく種にとって大変危険なことであるといわざるを得ない。
技術が心より進みすぎてしまった。大切なことは、たとえ半日の命でも、それは私たちに何かをもたらしてくれたのであり、何かを教えてくれたのだとその個を認めること、感謝をし、おのれの個の今を精一杯生きること、なのではないだろうか。
あぁ、ここまでくるとどうしても宗教観のようなものが漂い始めてしまう。ほんとうに難しい話題だ。もう少し考えなければ・・・。

*1:ちなみに、エイズに免疫力を持った個もいるそうだ